Tableauで項目ごとの画像を動的に設定する
データ分析・ビジュアライズに役立つTableauの新機能で気になった機能、【画像の役割 ( image role ) 】を早速実装してみました!
Tableauとは
Tableauとは、データ分析・レポーティングができるBIツールで、直感的なUIで操作を行うため、データの専門家でなくても分析を行うことができるツールです。ビジュアライズに優れているので、素早くインサイトを得ることができます。
公式サイト:Tableauとは?
環境
- Tableau Desktop 2022.4
- Windows 10 Pro
画像の役割とはどんな機能か
データセット内にある画像URL情報を「画像の役割」として設定することで、ビュー内で動的に画像を表示できる機能です。この機能は今までできないかな~と悩むことも多く、マークの形状をカスタムしてみたり、ダッシュボード内のWEB埋め込みを試してみたりと苦労してきた部分でしたので(笑)、個人的には非常に嬉しいアップデートでした。
早速やってみる
まず使用するデータですが、Tableauに標準でセットされている「サンプルスーパーストアデータ」の項目「都道府県」に対して画像を設定していこうと思います。続いて画像の役割を設定するためにはURL情報が必要ということで、全国知事会のサイトに掲載されている都道府県情報から画像をお借りしていきたいと思います。
引用元:全国知事会
準備したデータは都道府県に対応した県章・県旗のデータです。
このようにエクセルでURLデータを保持しました。
次に都道府県を行にセットして、適当なビューを作成していきます。
続いて先ほど作成したURLのデータをサンプルスーパーストアと結合して、FileURLデータを追加し、行に追加。
データペイン上でFileURLを右クリックし、メニューから「画像の役割 > URL」を選択。
すると、、
おや?うまくいかない。どうやら画像形式が悪いようで、画像形式は.png、.jpeg、または.jpgのみ適用されるようです。公式ヘルプにも載っておりましたので是非参考にしてください。
先ほどの県章・県旗のデータは.gifデータだったことに気が付いたので、気を取り直して.jpgデータで保持されていた県の花のデータを使用。
そして先ほどのステップももう一度トライ。
今度はうまくいきました!ヨカッター。広島の県花は紅葉でイメージ通りでした。
最後に
このように画像の役割機能が追加されたことで、かなり便利になったと感じています。項目の内容をビジュアライズで素早く認識するためや、商品管理などの場面でも商品IDと画像が紐づけて何の商品か表示するため、等に使えそうです。ぜひ皆様も使ってみてください!